こんにちは!
釣り好き作業療法士のえっちゃんです。

本日は認知症専門棟を有する当施設から
認知症についてお話させていただきます。

認知症と一括りに言っても様々な特徴や診断名があります。
今回は一部を簡単にご紹介します。

アルツハイマー型認知症
(厚生労働省調査によると認知症の中でアルツハイマー型認知症が全体の約68%を占める)

男女比 男<女
経過 徐々に進行していく
主な症状

記憶障害、物盗られ妄想

見当識障害(日時、場所がわからない)

保続(同じ言葉を何度も言う)


レヴィー小体型認知症

男女比 男>女
経過 症状の変動が激しい
主な症状

幻覚・特に幻視

パーキンソン病の症状がみられる

(小刻み歩行、動作緩慢 等)


脳血管性認知症

男女比 男>女
経過 段階的に進行
主な症状

感情失禁(突然泣き出す、突然笑い出す)

自発性低下、夜間せん妄(錯乱状態)


上記にあげた認知症の特徴を念頭に
認知症ケア専門士が日常生活のサポートを行っています。

認知症ケア専門士が利用者さんとコミュニケーションをとる際に気を付けている事、
信頼関係を構築するために行っているポイントとは?

① 視野に入って話す(多くの利用者さんは車椅子に座っています。目線を合わせて)

② 名前を呼ぶ、挨拶をする

③ 聞く姿勢を示す

④ 簡潔に伝える

⑤ 少し待つ

⑥ 失敗をそっと助け、見守る

⑦ 自尊心を傷つけず、否定しない

以上のポイントを意識して皆さんが安心して生活できる場を提供し
笑顔で過ごして頂けるようケアにあたっています。